すべてが究極であるために。ザーズがZaaZ 2の開発をはじめたときに思い描いたことは、世界最高クラスのプロダクトをこの手で作ることです。設置シーンは店頭。匂い販促のパフォーマンスを最大化するためには、匂いの拡散するパワーをスペックアップさせることが必要でした。

 ザーズがはじめに取りかかったことは、すべての思い込みを捨てること。昨日正しいと感じたことでも、思い込みに縛られると、アイディアを別次元にジャンプさせることはできません。すべての思い込みを捨てること。ここからすべての挑戦をはじめました。

 究極を形にする。匂いの拡散するパワーを飛躍的に高めるためには、革新的で新しい、別次元の方式を考える必要がありました。店頭に置いても風に左右されない、安定的な匂いを出すこと。ザーズの結論は、独自設計したミスト噴霧方式です。ロケットエンジンにも使われる高性能ノズルをZaaZ 2に搭載。ノズルから生成されたマイクロミストがぶつかりあうことで、ウルトラマイクロミストに変化します。究極を形に。ZaaZ Ultimate Technologyの開発に成功したことで、匂いの広がるエリアが、これまでの9㎡から700㎡へ。飛躍的な革新をしました。

もっと広く、もっと香る。

 設置シーンは店頭です。ZaaZ 2から出る匂いのパワーは風に左右されません。そのために必要な性能は、世界最高クラスの700㎡に広がるパワー。1台で25mプール2個分のエリアに匂いを出せるので、ZaaZ 2はあなたのお店の前を通るたくさんのお客様にリーチできます。

ZaaZ Ultimate Technology

 ミストの浮遊時間を長くする。風の影響を受けずに鮮度の高い匂いを出すためには、考えられない程のとても小さなミストを生成する必要があります。ザーズの川口が独力で開発したシステム ZaaZ Ultimate Technology。 小さな高性能ノズルから生成されるマイクロミストがぶつかりあうことで、さらに小さなウルトラマイクロミストができます。煙のような極小ミストを作るシステムこそが、ZaaZ 2のパワーを世界最高クラスに引き上げた秘訣です。

 主役はあくまでも匂い。ZaaZ 2は脇役に徹する。ザーズのプロダクトデザイナーが、ZaaZ 2のスケッチをはじめる前にイメージしたこと。それは主役を輝かせるスポットライトのように、脇役でありながらもどこかキラリと光るプロダクトをデザインすることでした。まるで電源を切ったスポットライトように、姿そのものが消える「存在感が0になるデザイン」が、ZaaZ 2のプロダクトデザインの目標です。

 ザーズのメカニックデザイナーは、ZaaZ 2の内部から設計をはじめました。ZaaZ 2は理想のパフォーマンスを出すために、細部に至るまで0.01mmのズレも許さない緻密な計算をもとに配置されています。それはZaaZ 2が30ミクロンのウルトラマイクロミストを生成するときに、優れた気密性が必要となるためです。

存在感が0になる、究極のデザインとは。

 コンパクトなデザインにするだけでは、プロダクトの存在感を0にすることはできません。解決するためには、これまでにないまったく新しい方法が必要です。両手を頭にあてながらずっと考えていたときに、ザーズの川口がひらめきました。それはサイドパネルにミラーを使うこと。これによってZaaZ 2は、あらゆるシーンでも完全に空間に溶けこみます。お客様が気がつくことは、おいしそうな匂いだけ。究極なプロダクトの完成です。

MADE IN TOKYO

 ZaaZ 2は東京の西麻布で作られています。高い専門性を持つザーズのMechanical Technologistが、世界中にZaaZ 2が普及することを夢見ながら、一台一台、心を込めて大切に作っています。

 ENERGYとはZaaZ 2に取り付けるための、匂いの入ったボトルです。ザーズのパフューマーが調合しています。ENERGYのラインナップは100種類以上、いろいろなタイプのENERGYのご用意がございます。お客様のお好きなENERGYをZaaZ 2に取り付け、匂い販促をご利用くださいませ。ENERGY 1本あたりの持続期間は、300mlで約2週間、30mlで約1.5日となります。

 インド人の作ったスパイシーなカレーの匂い
 夏祭りでおじさんが鉄板で作った焼きそばのソースの匂い
 明治創業の老舗うなぎ屋が作ったうなぎの蒲焼の匂い
 イタリア人のバリスタが淹れたコーヒーの匂いなど

もっと詳しく:ENERGYの種類

特許へのスタンス

 ザーズはあえて特許を棄却しています。匂いのマーケットを拡げるためです。他社が多く参入することで競争が生まれ、技術革新が進みます。もし一社が特許を独占すると、参入障壁があがり、マーケットが育ちにくくなります。ザーズの過去にあみだした技術やノウハウで、他社が特許を取らないために、ザーズはあえて特許を出願しても、その後、特許を棄却する方針を取っています。

OEM

 ザーズはリアルな食べ物の匂いが出るマシンを作ることができる唯一のメーカーです。プロダクトの製品化に向けたあらゆることを自社で開発しているため、たくさんの専門的な知識やノウハウを所有しています。御社の製品に匂いを出す機能をつけることや、自動販売機から匂いを出す機能をつけること、ポスターから匂いを出すことなど、ザーズの技術で様々なことを実現できます。自社製品をつくりたい方、こちらまでお気軽にご相談ください。

ZaaZ one *2012年販売終了

 ZaaZ one(ザーズワン)は、ザーズ設立時の2009年10月に発明、2012年に販売終了したモデルです。ZaaZ oneはトランプとほぼ同サイズで10cm程のとても小さなマシンです。当時大学生だった代表の川口が、いろいろな食べ物の匂いがでるマシンを作って、未来にインパクトを与える最高の製品を作りたいとイメージしてできあがった初のプロダクトです。

 2009年の夏、照りつける太陽のもと関東各地に点在する100ヶ所以上の町工場に1人でひたすら足を運び続けるなか、川口は世界屈指の、ある技術者に出会いました。彼は国際宇宙ステーション”きぼう”のロボットアームを手がけた男で、川口の爆発的な熱意によって彼とZaaZ one開発チームを編成。世界最高クラスのプロダクトを作るべく、デザインから内部構造、目に見えない気流のアプローチに至るまで独自技術を盛り込み、細部まで一切の妥協をせず、徹底的に、とにかく徹底的にこだわり抜きました。

 2009年10月の星空瞬く深夜。車のヘッドライトに照らされた、初期ロットの入った大きなダンボールを手にした感動は、一生忘れられない瞬間だったと川口は言います。

 ZaaZ oneは2009年10月のリリース直後から様々なメディアで取り上げていただき、アジア圏を中心に大小様々な企業にご利用いただきました。ZaaZ oneはスタートアップ期のザーズ社を一瞬で軌道に乗せた、起爆剤のようなプロダクトでした。